「音(温)活ライフスタイル」

サウナーでギタリストのあいてふです♪

夜の不安を解消!高齢者が抱える睡眠問題を根本から解決する秘訣

グッモーニン!
あいてふです♪


前回は歳を取ると睡眠がどのように変化し、それによって生活に様々な影響が出る話をしました。
今回は、ご高齢の方が抱えてる睡眠の問題は一体どのようなものなのか?
『年齢増加よりも怖い3つの原因』
について一つの研究を元に考えて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

《注意事項》
今回の記事はあいてふが睡眠改善に関して考えられる可能性について書いてる記事であり、
病気が治る事を確約するものではありません。
更年期障害に関してより詳しい対処方法等を知りたい方は『日本産婦人科学会』のホームページをご覧下さい。
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=14

【年齢増加よりも怖い3つの原因】
「最近、若い頃に比べて明らかに長時間眠れなくなったけど、歳を取ったから仕方ない、やっぱり歳には勝てないなぁ〜...」
このように考えてるご高齢の方は多くいらっしゃると思いますが、
2016年に発表された睡眠の質に関する研究では、高齢期の睡眠の質の悪さに対する最大の予測因子は年齢そのものよりも
『女性であること(更年期障害)』
うつ状態であること』
『身体的に不健康であること』
と発表されました。
先ずはこの3つの状態が睡眠にどのような影響を及ぼすのかについて詳しく見ていきたいと思います。

更年期障害が最大の要因】
40歳〜59歳の女性を対象に自己申告による睡眠の持続時間及び質と閉経状態との関連を調べた研究で、
睡眠が7時間未満だった人の割合は、
・閉経前の女性⇨33%
・閉経後の女性⇨41%
・閉経移行期間中⇨56%
となり、閉経前よりも閉経移行期間中、または閉経後のほうが睡眠時間が少なくなる傾向がありました。

また、2023年に就業中の40歳代~70歳代の男女1,040名に対して実施したオンライン調査によると、男性においても更年期障害の症状が発見されているケースは増えていて、男性の85.0%、女性の60.3%が更年期症状・障害の相談経験が無いという結果があり、全対象者のうち、
・男性の46.6%
・女性の25.3%
に更年期症状・障害が認められたという事から
自覚症状は感じているけど、相談を含めた対策は行っていない現状が分かりました。
(NTTデータ経営研究所『働く男女の更年期症状に関する意識調査』)

更年期における他の主な症状としては
・月経が軽くなる
不安感が増す
眠りが浅くなる
・関節の痛みが増す(特に夜が強い)
・身体が熱くなり寝汗でビッショりになり、真冬でも冷めない。
手足が凍えるように冷たくなる(重度の冷え性
などの症状が起こるとされています。
このうち月経症状が軽くなる事以外は、男性でも同じように感じる人が多く、下線を付けた3つの症状は
不眠症の原因として挙げられるものと似ている為、
更年期障害における症状の緩和を目指すことで睡眠が大きく改善する可能性が考えられるということです。

不眠症と関わりが深いうつ病に関する研究】
次に高齢者の睡眠障害に大きく関連しているのがうつ状態です。
2005年に睡眠とうつ病の関係に関する文献レビューでは、うつ病患者の90%が睡眠の質について不満を抱いていると推定され、実際に不眠とうつの関係を示す結果が得られています。
更に、主観的睡眠の質が高齢者のうつ病とどのように関連しているかを理解するために行われた研究をレビューしたところ高齢者の睡眠の質の低下がうつ病と大きく関係していることを発見しました。
(2017年高齢者のうつ病と睡眠の質に関するメタ分析)
恐らく眠れない状態になると脳の思考力が低下することに加えて、眠れない理由が自分にあると過度に自分を責めることがストレスになり、夜眠る時に不安が高まり眠れなくなってしまうことが原因になると考えられます。

睡眠時無呼吸症候群による不眠症と疾病リスク】
3つ目は身体的な不健康状態ですが、
睡眠と大きく関係しているものと言えば肥満状態による睡眠の質の低下です。
肥満状態で一番怖いのが睡眠時無呼吸症候群
体重増加によって首回りの脂肪が増えると、横になったときに空気の通り道である気道が塞がってしまい、
夜になると大いびきをかく原因になります。
さらに症状が悪化して気道が完全に塞がると数秒間呼吸が止まってしまう無呼吸状態になります。
睡眠時無呼吸症候群になると起こる危険な症状の一つは、マイクロスリープによる車の事故が挙げられ、アメリカでも社会問題の一つとして報じられています。
この他にも
・心疾患のリスク増大
・血流不順によってEDになる
・酸素不足によるAGA
・ノンレム睡眠が阻害されることによるうつ病リスク
・老化がガンガン進む
・酸化ストレスと全身の炎症を起こし、あらゆる病気のリスクが上がる
など、疾病の大きな原因になります。
睡眠時無呼吸症候群は身体的な原因の他にも、遺伝的な原因もあり放っておくと怖い病気の一つです。
長時間寝ても疲れが取れない、時折気がついたら寝落ちしてしまうなどの症状を感じることがあったら
一度睡眠外来などで診察を受けるようにしていただくのが良いと思います。


それでは!
次回は、今回原因として挙げた『更年期障害』『うつ症状』『肥満による睡眠時無呼吸症候群』に対してどのような解決策があるのか?
について詳しく見ていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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