チアーズ!
あいてふです♪
今回は、 厚生労働省から発表されている
健康に配慮した飲酒に関するガイドラインから
『飲酒中又は飲酒後における運動・入浴などの体に負担のかかる行動』についての考えをお伝えします。
先ずは消費者庁から6月5日にサウナ浴での事故への注意喚起が出てましたのでそちらを紹介します。
【ブームの過熱化と共に入浴事故多発中!!】
最近すっかり身近な存在になったサウナですが、
認知度が増えるに伴って事故件数も増加傾向にあるみたいです。
2014年〜2024年の過去10年のサウナ浴に関する事故発生件数78件(受傷者数82人)のうち、2022年から年に2倍程度の事故が発生しています。
事故発生場所は
・入浴施設(54.9%)
・宿泊施設(18.3%)
・スポーツ施設(15.9%)
と続いています。
事故の内容を見てみると、
やけど、切り傷すり傷、骨折打撲の順に多く、次いでめまい・意識障害が続き、
この4つの症状が全体の9割を占めています。
そして、受傷者の年齢は不明者を除くと
7割を超える人が40代以上であるという結果から考えられる一つの要因として、
『ベテランの危険性』を考えます。
昔ながらにサウナを楽しんでる人は、
昨今爆発的に増えた新しいサービス形態である
・ロウリュ(蒸気を発生させて変化を楽しむ)
・アウフグース(ロウリュ後にタオルなどで煽ぐ)
など、今まで無かったサービスが増えてサウナの楽しみ方が変化して来たことに対して、
今までと同じ感覚でサウナを利用してることが事故の原因になってるのでは無いかと思います。
昨今、昔ながらの銭湯をリニューアルして新しいサウナシステムの導入をしたり、スーパー銭湯などで集客のためにサウナ室を新しくしたりする動きがありますが、その多くは常連さんにとってはハードルの高い仕様であること、そして入り方に対した説明が
『説明書き』のみで終わってる場合が多いと思います。
つまりは、利用する側で予めサウナに対する正しい知識を持って利用することが、何よりも事故を未然に防いで正しく楽しくサウナに入る方法です♪
そして可能であればお店側でも地元の人たちを対象とした入浴講座を開催して事故の無いように努めていただけたらと願っています♪
サウナの正しい入り方については、簡潔にまとめた回がありますのでこちらをご覧下さい。
さて、それではサウナとお酒が一緒になると一体何が危険でどんな点を注意すれば良いかについて説明します。
【飲酒+サウナの危険性について⚠️】
最近は、サウナも多様化するようになり、
個室で予約できるプライベートサウナやアウトドアサウナも身近に感じられるようになりました。
個別利用のサウナで気を付けなければならないのは、
サウナ利用における危険な事故。
昨年日光サウナリゾートで起きた事故は未だ記憶に新しいと思います。
しっかりと管理され、ルールが厳格化されてるサウナ施設なら起こらないような事故でも、
プライベートサウナやアウトドアサウナでは利用者の常識に委ねられているので事故が起こる危険性があります。
特に飲酒後のサウナになると、その常識の線引きが曖昧になり、体調が悪い状態での利用をするようになりますが、飲酒の初期状態として、アルコールに含まれるアセトアルデヒドの血中濃度上昇に伴い血管が拡張し血圧が下がる傾向があります。
この状態で体を温めると、通常時よりも血圧の上下幅が大きくなり、『ヒートショック』をおこす可能性があります。
そして個別サウナでは楽しい時間を満喫するあまり忘れ去られがちな事が、水分補給です。
「水分?摂ってるよ?ほら、ビール♪」
って言った事ある方、居ませんか?笑
一度のサウナ浴で水分は300ml以上失われると言われていて脱水状態は身体の水分の割合によって症状が変わり、
全体重の2%(70kgの体重の人なら1.4ℓ)で口や喉の渇きを自覚する様になります。
5%を超えると頭痛やめまいや吐き気を生じ、
20%以上に達すると死に至るとされています。
なので、お酒⇨サウナ⇨トイレ⇨お酒⇨と繰り返した場合、この一周だけでも身体から500ml以上の水分が失われている状態になるので、脱水状態になります。
そして先程の水分の代わりにビールというお話しですが、一度に身体は200ml〜250mlしか水分を吸収できないので、ビール350ml缶一本を一気飲みしても、実際に身体に吸収される水分は半分くらい。
3セット繰り返す時には、脱水症状でめまいを感じてくる頃です。
そして、ここが一番危険なポイント⚠️ですが、
2%〜5%の水分が失われると頭痛やめまいの様な症状が起きると書きましたが、
アルコールを多く飲み、正常な意識でない状態で居ると、コレがととのいだと勘違いして、そのまま何セットも繰り返してしまい、
「ととのった〜!と思ったら病院だった〜!」
という事が充分にあり得ると言う事です!
なので、もしプライベートサウナやアウトドアサウナでお酒を飲む事があるなら、お酒はサウナで思う存分ととのった後に楽しみましょう♪
因みに先ほど寝習慣で書きましたが、
身体を充分に暖める事は深い睡眠につながるという研究があるので、サウナはサウナだけで楽しみ、その後のお酒はお酒で楽しむ。
それがサウナとお酒との正しい付き合い方です♪
来週は、宿泊先の大定番!
飲酒後の朝風呂ならぬ朝サウナに潜む危険性についてお伝えします♪
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シーユー♪