「音(温)活ライフスタイル」

サウナーでギタリストのあいてふです♪

全ては思い込み!?ストレスは役に立つと思いこむと現実もそうなる

グラシアス!

あいてふです♪



いよいよライブが近づいて来て
どきどきとワクワク、不安等が交錯する中。
1番大きい事は本番で練習した事が上手く発揮出来るかどうかの不安感が強い事だと思います。

私自身の経験でもそうですが、
ほとんどの人は普段の練習で出来ていることを本番でも同じことをするのが難しいと考えるひとが多いと思います。

「プロの音楽家でさえ25%があがり症に悩まされたことがあると答えている」
(1988年の調査)


という事もあり、如何にして練習した内容を本番で発揮できるかどうかが大きな課題になると思います。

不安の基本要素の1つは
闘争・逃走反応(闘うか・逃げ出すか)
という心理反応で、文字通り目の前の不安や緊張に対して身体がどう反応するかと言った状態です。

不安になると人はアドレナリンやドーパミンなどのホルモンが放出されます。
このホルモンは通常やる気や幸福感を感じるホルモンですが、目の前の危機や課題が達成不可能だと感じた時は、先述の闘争・逃走反応が起こります。
反対に「頑張れば目標を達成できる!」といった目標の場合は、チャレンジ反応という困難をを乗り越えようという反応が起きます
ストレスを感じた際は、そのストレスに対してどのように対処するかという方法を知っている事がストレスを力に変える大きなカギになるので、
そのために先ずは本番前にどのような不安状態になるかを知ることが大事となります♪

最高の演奏を妨げる本番前の10の不安行動

①練習を避け先延ばしにする
②練習しすぎて怪我等の原因になる
③演奏会の重要性を過大評価しすぎる
④緊張や不安から闘争・逃走反応(闘うか・逃げるか)が起こる
⑤失敗に対する恐怖からネガティブな考えになったり精神的に追い詰められる
⑥筋肉のこわばりから演奏・テクニックが不安定になる
⑦思い込みで自分を過小評価する
⑧冷静さを失い原因を正しく判断できなくなる
⑨原因を特定できないことから反芻思考(頭の中で繰り返し考えてしまう思考)になりストレスにつながる
⑩ストレスから人間関係のトラブルや練習パフォーマンスの低下、タバコやアルコール依存などが起こる。

この他にも人それぞれで不安を感じる事があると思いますが、先ずは以上の10の行動を胸に留めた上で対処法を考えてみましょう♪

すべては思い込み!?
「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなる

「ものごとについてどう考えるかによって、ものごとから受ける影響は変化する」
実際に「ストレスは役に立つ」という動画を3分間みた被験者は、コルチゾール等のストレスに対する反応に対して、負けずに頑張ろうとする気持ちが強くなる傾向があり、さらにストレスは役に立つと考えるだけでストレスに対して強くなる生理的変化が体に起こることが研究により分かっています。

その為ストレスを感じたら次の行動を行う事でストレスに上手く対処する事ができるようになります。

 

【ストレスを力に変える‼️ポジティブチェンジの3ステップ】

⑴ストレスを感じたら認識し受け止め、身体の反応に注意を向ける

⑵ストレスは自分の大切な物が脅かされてるせいだとと認識してストレスを受け止めた上で、積極的にやりたいと思っていること、それがなぜ自分にとって大切かを考える

⑶ストレスを感じた時に生じる力を、抑えようと思わずに目標や価値観の為にエネルギー変換するにどうすれば良いか方法を考える
《例》
本番前の不安行動⑤の失敗に対する恐怖を感じたら
⇨脈拍が早くなって胸の辺りが苦しく感じる...
⇨失敗する事で自分の周りからの評価が脅かされていると感じるなぁ…
⇨でも、このライブを成功させることで将来への夢が拓ける!前に進むことが出来る!
⇨脈拍が早くなって胸が苦しく感じるのは危機に対処する為に心臓が全身に血液を送ってくれている証拠!失敗は、新しい学びに変えることが出来るから頑張ろう!

※失敗に対しての対処法は、初回の記事の『成長マインドセット』や『セルフコンパッション』の回でお話しした内容を参考にしていただければ良いと思います。

ストレスに対する体の反応は、自分が望むように変えることができると研究者も言っており、

また、ストレスを感じた時、体は生物学的に経験から学びやすい状態になっているので、ストレスを感じた時にどんな行動を取るかを計画的に訓練することで、ストレスに対する反応を良い方向に変えることが可能だと言うことです。

これまでのストレス反応を変えたいと思うなら、新しい反応の仕方を練習する事が転換への近道になりますので普段から考えるようにしてみてください♪


次回は本番前や本番中のストレスや不安が大きい時に使える緊急対策法についてお伝えしたいと思いますので、次回もお楽しみに〜♪

 

チャオ〜♪