「音(温)活ライフスタイル」

サウナーでギタリストのあいてふです♪

自分の無知を理解する!!「説明深度の錯覚」

グラシアス!
あいてふです♪

 

ギター最速上達シリーズも終盤になって来ました♪
今までお伝えしてきた内容は、

・努力で変わることができる!という成長マインドセット
・目標達成率があがる明確な目標設定
・障害対策をして長時間の練習を習慣化する方法
・頑張り続ける成果の透明化

そして今回は、身に付けた知識やスキルを定着させるためのアウトプットについてお伝えします♪

ギターもそうですが、どんな事でも上達する為には質の良いフィードバックは欠かせません。
限界的練習法のアンダース・エリクソン博士は、

「成功するために一番重要なことの一つは、優れた教師を見つけ、その指導を受けること
と、言っておりアウトプットを行い正しい評価を受け常に改善して行く必要があります。

先ずは自分の理解度がどれくらいあるのかを把握する為に、簡単な検証法を紹介します♪

【自分の理解度を測る説明深度の錯覚検証法】
「人はあらゆる知識に対して自分の理解度を過大に評価する傾向があり、知識の錯覚を認識できていないことがあまりにも多い」

説明深度の錯覚とは?
実際にはわずかな理解しか持ち合わせていないのに物事の仕組みを理解しているという錯覚を抱く事で、
誰かに詳しく説明しようとする事によって、

「自分は、思っていたほど知らなかったなぁ...」

と気づくことで自分にどんな知識が必要なのかが分かり理解が深まります。
説明深度の錯覚を検証する方法は次の3ステップで行います。

⑴ある物事についてどれだけ理解があるかを7段階で自己評価する。(1.全くわからない、7.完全に理解している)
⑵その物事について詳細な説明を誰かにしてみる
⑶改めて自分の理解がどれだけあるかを自己評価する

前回のバイアスで説明した、能力が無い人ほど自分を過大評価する『ダニング・クルーガー効果』や、
自分の能力は全体の中で平均以上だと思い込む『平均以上効果』と言った心理バイアスが働く為、
多くの人は自分の理解度が高い水準だと思いこむ傾向があります。
実際に何か自分が詳しいと思ってる事(7.完全に理解している)に対して誰かに説明をしてみると、驚くほど自分が無知である事が分かると思います。
誰かに詳しく説明しようとする事によって、自分の理解が自分が思っていたほど知らなかったと気づくことこそが「説明深度の錯覚」の本質であり、知らないことを知ることが新たな学びを得るキッカケにもなりますので是非試してみてください♪

最高の師弟関係を築く指導者選びのポイント
自分の現在の理解度を正しく見れるようになったら
いよいよ指導者を選ぶ段階ですが、
自分の現在の能力を引き上げてくれる指導者を選ばない事には、せっかくの受講料や時間が無駄になりかねません。
多くの人は音楽教室や指導者について、周りからの評判や口コミなどで選びがち。
楽器の演奏レベルや理解力は人によって大きく違うので、自分のレベルに合わせた教師選びをする事、そして何よりも自分の目で見て決める事が大事です♪

【成長を大きく左右する!優れた教師選びの5ステップ】

①実際に指導しているところを見学する
(優れた教師の資質を兼ね備えているかをみる)
②生徒たちの舞台や演奏会を見る
③生徒たちと交流する
④体験レッスンを受ける
⑤演奏を聞いてもらい、新しい学びが得られるか質問する

※優れた教師の資質とは?
「生徒に対する理解があり、目的、意識がはっきりしていて、言うことが明確で前向きな姿勢が見て取れる。そして必ず結果を出す教師」

先ずはこの5つのポイントを基準に選ぶようにしてみて下さい。物事の選択の際に測定基準となる物があれば、正しい選択を出来る確率を上げる事が出来るようになります♪
自分に合った教師を選べるかどうかでその後の成長スピードは大きく変わるので、正しく決めるようにしてみて下さい♪


独学での上達を考えている方

最速でのギター上達を考えるのであれば、優れた教師から指導を受ける必要がありますが、
学生さんやお金が無い方、出来れば独学で学びたいと考えてる人にも効果的な練習方法があり、
その際は次の3つのFを意識する事が重要になります。

①フォーカス(集中する)
②フィードバック(自己評価する)
③フィックス(問題を修正する)

限界的練習法の回でもお伝えした、

・練習を100%の集中で短い時間行う
・改善点に対するフィードバックを行う
・コンフォートゾーンから抜け出す
そして改善した事を実践するサイクルを繰り返す事が上達への近道になります♪

《独学上達サイクル》

⇨傑出したプレーヤーの技術を再現しようとして失敗し、
⇨なぜ失敗したのかをつきとめ、
⇨もう一度挑戦し、
⇨それをなん度も繰り返すことによって上達を早める事ができる。
これを意識して日々取り組んでみましょう♪

【自分の理解度が丸裸になる最強の学習法!「小学生に教えるつもり学習法」】

何かを学ぼうとする際にその学びを予め誰かに伝えよう!と考えて勉強をすると、自然と必要な情報に目が行き、知識が整理されて記憶に残りやすくなります。
小学生に教えるつもり学習法には次の3つのメリットがあります。

①原理原則を理解できる
②要点を理解できる
③学びが定着する

子供に対して説明すると多くはこんな質問が返ってくると思います。

「どうしてそうなるの〜?」「なんで〜?」

メッセージは子供にわかりやすく誤解されにくいものにしなければならないので

・無駄に難しい言葉を使わないこと
・頭の良さを見せつけようとしないこと
・子供でも理解できるようなメッセージを選ぶこと

など、興味を持ってくれてる相手に対して分かりやすく伝えようと意識することによってその学びが記憶に定着します。

私も、自分の専門分野についてその情報を知らない相手に対して情報を伝える際は、この要点を頭に置いた状態で話すようにしています。
これは私の経験によるものですが、相手に新情報を伝える際は相手の興味に合わせる事がより相手の理解を深める事ができるので、一人一人個々に合わせた説明をする為にどう話を組み立てるか考えると、より知識の定着につながるので意識してみて下さい♪

次回はいよいよ本番に向けて、
準備するべき点と、何に注意すれば良いかについてお伝えしたいと思いますので次回もお楽しみに〜♪

 

チャオ〜♪